【報知映画賞】「名探偵コナン」最新作がアニメ作品賞…安室透人気が爆発

スポーツ報知
(C)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 今年の映画賞レースの幕開けとなる「第43回報知映画賞」の各賞が27日、発表された。

 近年、良質なアニメ作品が続出している状況を受け、昨年新設したアニメ作品賞。2年目の今回は、劇場版22作目となる人気シリーズ「名探偵コナン」の最新作が受賞した。

 97年の第1作から21年。2013年から6作連続でシリーズ最高興行収入を更新し「―ゼロの執行人」は昨年の「―から紅の恋歌」(68・8億円)を20億円以上も上回る91億円のヒット。今年の興収ランキングで「劇場版コード・ブルー」の92・1億円に次ぐ堂々の2位となった。

 東京サミット会場を狙った大規模爆破事件を発端にコナンと公安警察の衝突を描き、大人も十分に楽しめる内容が数字以上に評価された。今作のメインキャラクターの一人で秘密組織「ゼロ」に所属する安室透の人気が沸騰し、福山雅治が主題歌を担当するなど話題も振りまいた。

 立川譲監督は「この度は光栄な賞を頂きありがとうございます。劇場版名探偵コナンは22作目を迎え『真実VS正義』というテーマで、例年より大人向けにシフトしており、挑戦するつもりで監督をやらせていただきました。ですので、こうした形で評価して貰えることがとてもうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。

 ◆「名探偵コナン ゼロの執行人」 サミット会場となる東京湾のリゾート施設「エッジ・オブ・オーシャン」で大規模爆破事件が発生。事件現場から私立探偵・毛利小五郎の指紋が発見される。疑念を抱き調べを進めるコナンの前に、安室透が立ちはだかる―。

 ▽アニメ作品賞 「若おかみは―」「ペンギン―」も票を集めたが、「コナン」が過半数に。「22作目でクオリティーが変わらない。大人な部分と子どもな部分を併せ持ってやっていけることがすごい」(荒木)、「真面目なテーマを壮大にやって面白い」(藤田)

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