セクゾ松島を襲ったパニック障害とは…復帰のメドは「人それぞれ」

スポーツ報知
Sexy Zone

 ジャニーズ事務所は28日、5人組アイドル「Sexy Zone」の松島聡(21)が突発性パニック障害の療養のために一定期間の活動を休止することを発表した。6年連続6度目の出場が決まっている大みそかのNHK紅白歌合戦は、4人でのパフォーマンスとなる。同事務所では先月末にも6人組グループ「King&Prince」の岩橋玄樹(21)が同様にパニック障害で今月初旬から活動休止することが発表されたばかりだった。

 医療ジャーナリストの田中皓氏はパニック障害の治療法について「精神科か心療内科を受診し、適切な治療を受けていきます」と説明した。復帰のメドについては「人それぞれの症状によりますので、一概にはいえない」としつつ「早ければ、2~3か月で回復してくるケースもあります」とした。

 想定される治療法としては、ストレスにうまく対応する心の状態をつくる「認知行動療法」を挙げた。田中氏は具体例として「急行電車に乗れなくなってしまった場合は、まず駅に行く練習をします。ストレスを感じなくなってきたら、次は各駅停車に乗ってみたりして、少しずつ進めていきます」とした。

 医師によるカウンセリングを経て、ストレスの少ない生活スタイルを検討し、徐々に環境の変化に対応できるようにしていく。治療の過程では、抗不安薬や抗パニック作用のある抗うつ薬を服用することもあるという。

 ◆パニック障害 突然、動悸や胸が痛くなるなどの発作が出る病気。体の震え、手足のしびれ、吐き気などを伴うこともある。発作を恐れる「予期不安」が生じることで、交感神経が高ぶった状態になり、さらに重症化する。電車や飛行機、エレベーターなどの「広場恐怖」を感じることが増え、引きこもりや、うつ病につながる恐れも。20~40歳代での発症が多く、日本では100人に1人が発症するといわれている。

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