金八で赤木さんと共演の杉田かおる “恩師”との別れに涙「恩返しをしていきたい」

スポーツ報知
赤木さんをしのんだ杉田かおる(左)と名取裕子

 11月29日に心不全のため亡くなった女優の赤木春恵(あかぎ・はるえ、本名・小田章子=おだ・あやこ)さん(享年94)の通夜が3日、東京・杉並区の築地本願寺和田堀廟所で営まれ、約700人が参列した。TBS系「渡る世間は鬼ばかり」で5歳の時から赤木さんの孫を演じた俳優・えなりかずき(34)は「お話しできないと思うと、悔しいです」と絶句。涙を流して悲しみに暮れた。

 「3年B組金八先生」で共演した女優・杉田かおる(54)は「歴史に残る素晴らしい作品をご一緒できて感謝しています」。“恩師”との最後の別れに大粒の涙を流した。

 出会いは1974年放送の日本テレビ系「水もれ甲介」。親子役を演じ、79年の「金八先生」で再共演。杉田演じる中学生が妊娠し、赤木さん演じる校長先生に対し、「生みます」と宣言する名シーンを繰り広げた。杉田は「赤木さんは、どんな球でも受け止めるよという気迫で向き合って下さって名場面が生まれた」と振り返った。

 当時15歳だった杉田は、撮影の合間に赤木さんから「15歳で大役を務めることは幸せなのよ」と声をかけられたという。現在、赤木さんが校長先生を演じた年齢に追いついた。「こうして赤木さんに呼んでいただけて原点に戻れました。これから恩返しをしていきたい」と感謝した。

芸能

×