初音ミク、初の欧州ツアー!独・ケルン公演で熱唱

スポーツ報知
初の欧州ツアーで熱唱する初音ミク

 バーチャルシンガー・初音ミクの初の欧州ツアー「HATSUNE MIKU EXPO 2018 EUROPE」の独・ケルン公演が現地時間4日に行われた。

 開演を待ちわびるファンが口々に日本語で「ミクちゃーん!」と呼びかける中、ライブがスタート。日本が世界に誇る電子の歌姫はドイツ語で「Ich bin’s, Hatsune Miku!(私は初音ミクです)」とあいさつ。2014年にレディー・ガガのライブでオープニングアクトを務めた際に披露した「Glass Wall」や、「Cybernetic」など英語の楽曲も交えたセットリストでファンを魅了した。アンコールでは会場中が「Zugabe!」(ドイツ語でアンコール)の声に包まれる中、今ツアーのテーマソング「魔法みたいなミュージック!」「ワールドイズマイン」「Tell your world」の3曲を熱唱し、ファンを大いに満足させた。

 初音ミクを企画開発したクリプトン・フューチャー・メディア社(本社・札幌市)で、ライブイベント統括プロデューサーを務める関本亮二氏(39)は「こちら(欧州)には『(ミクが来るのを)10年間待った』というファンの方がいらっしゃるだけあって、想像以上に盛り上げていただいた。ファンの皆さんのおかげで会場の空気が暖まってきて、ミクが“降臨”して、初めて(ミクに)息吹が与えられるんです」と感慨深げ。今回の欧州ツアー最終日の8日の英・ロンドン公演に向けて「ロンドン独自の演出もありますので、楽しみにして下さい」とアピールすると、「この熱が冷めないうちに来年、再来年までには、また(欧州に)来たいと思います」と意気込んだ。

 「MIKU EXPO」は、初音ミクの来訪を熱望する世界各国のファンの声に応えるため、2014年のインドネシア・ジャカルタでの開催を皮切りに、これまでアメリカ、中国、日本、カナダ、メキシコ、台湾、マレーシア、フランスの9か国で実施。往年のヒット曲から最新ナンバーまでミクの楽曲を幅広く網羅し、開催地の言語による楽曲やMCを取り入れるなど、バリエーション豊かな演出が人気を呼んでいる。

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