阿木燿子 三浦祐太朗の成長に感嘆「孫くらいの年齢だけど格別の思い」
スポーツ報知
作詞家の阿木燿子(73)がプロデュースし、夫の宇崎竜童(72)が音楽監督を務める舞台「Ay(アイ)曽根崎心中」(12~20日、東京・新国立劇場中劇場)の取材会が11日、同所で行われた。
近松門左衛門の代表作とスペインのフラメンコの世界を融合させた作品で2001年から毎年上演されている。今回、劇中の歌は歌手の三浦祐太朗(34)、「湘南乃風」の若旦那(42)らが担当する。
阿木は「最高のキャスティングができた」と満足げ。「曽根崎心中」は1978年に映画版で宇崎が主演したこともあり「主人が出演もして縁のある作品。最高の出来です」とうれしそう。宇崎は「長年、曽根崎心中にしばられています」と苦笑いした。
阿木と宇崎といえば「横須賀ストーリー」「プレイバックpart2」「さよならの向う側」など山口百恵さんの代表曲を作ったコンビ。今作で4年ぶりに「曽根崎―」に関わる三浦が「心中という重いテーマに、どれだけ光を乗せられるかと思って歌っています」と話すと、阿木は「優しさとつらさが声のひだになって伝わる。大人になったなあ。孫くらいの年齢だけど格別の思いです」と目を細めていた。