芥川賞ノミネートの古市憲寿氏「いろんな人がむかついていると思う」

スポーツ報知
古市憲寿氏

 社会学者の古市憲寿氏(33)が17日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)にコメンテーターとして生出演。この日付で発表された第160回芥川賞(日本文学振興会主催)の候補作に自身初の小説「平成くん、さようなら」がノミネートされたことについて語った。

 番組冒頭、同局の伊藤利尋アナウンサー(46)から「先生、おめでとうございます」と呼びかけられた古市氏は「いやいや、まだ候補なんですけど」と苦笑い。「たぶん、いろんな人がむかついていると思うんですよ。なんで古市が候補なんだって、そういう人は、他の候補者(の作品)も面白いので読んでみて下さい。賞が盛り上がればいいなと思っています」といつもの“毒舌”はなく、謙遜しきり。

 また、「(メーンMCで休養中の)小倉(智昭)さんからもLINEを頂きまして、1行目からちょっとどぎつい表現があるので、ちょっとどうかなって言われました」と小倉キャスターからも祝福の連絡があったことを明かした。

 「とくダネ!」などに出演し、“空気を読まない発言”で炎上キャラとしても人気の古市氏。「平成くん―」は、そんな同氏が執筆した初の小説。主人公が平成の終わりとともに安楽死をしたいと思うようになり、その考えを受け入れられない恋人と死について考える―。テレビではヒール役の古市氏からは想像することができない、シリアスな内容となっている。

 選考会は来年1月16日夕、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。

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