貴景勝は高校生時代から強かった！「５日間休んだら弱くなる」と修学旅行辞退

　九州場所で初優勝した小結・貴景勝（２２）＝千賀ノ浦＝と、貴景勝の恩師で母校・埼玉栄高の山田道紀相撲部監督（５２）が１７日放送の日本テレビ系「ミヤネ屋」（月～金曜・後１時５５分）にそろって生中継で出演した。

　貴景勝はこの日、地元・さいたま市で埼玉栄高のブラスバンド部を従え凱旋（がいせん）パレードを開催、約５０００人の観衆が集まった。このことについてＭＣの宮根誠司キャスター（５５）から感想を聞かれると「多くの人に集まって頂いて。自分の知らないところで、これだけの人にお祝いしてもらってありがたい気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。

　貴景勝は、関東高等学校相撲大会で無差別級２連覇、全日本ジュニア選手権も２連覇、世界ジュニア相撲選手権でも優勝している。

　この強さの秘密は、日頃の鍛錬のたまもので「５日間も休んだら弱くなる」と稽古のために修学旅行を辞退することもあった。

　宮根キャスターが「このことは自分で決めたんですか？　監督の無言の圧力ですか？」と質問すると、貴景勝は「自分だけじゃなくて、先輩も後輩も相撲部は（修学旅行に）行かないです」と言い切った。

　さらに宮根は、山田監督に「（貴景勝は）高校生の頃はどんな生徒でしたか？」と質問。山田監督は「ちょっとやんちゃ坊主でした。素直でいい子でやんちゃでした」とニヤリと明かした。

　最後に貴景勝は「勝っても負けても自分の相撲を取り切って、半年後一年後につながる相撲を取っていきたいです」と来年の初場所（１月１３日初日）への抱負を語った。