旭鷲山氏が推すモンゴルの歌姫、オトゴンフー・ソロンゴが大使館で歌声披露

スポーツ報知
ソロンゴ「風の贈りもの」

 モンゴルの女性歌手、オトコンフー・ソロンゴ(37)がCDアルバム「風の贈りもの」(井上鑑プロデュース)を発売したことを記念して、東京・渋谷区の在日モンゴル大使館で、「ソロンゴのCD発売を祝う会」が開かれ、モンゴル出身の大相撲・友綱親方(元関脇・旭天鵬)、モンゴルから来日した元小結・旭鷲山のダヴァー・バトバヤル氏が激励に駆け付けた。

 ソロンゴ音楽カンパニー(横尾猛代表)が主催し、モンゴル大使館・ツェレンジャルガル文化担当書記官、モンゴル相撲協会の宮田修顧問が列席する前で、ソロンゴは「おかあさん、いつまでも生きていてね」、「長崎の歌」、「風の贈りもの」などを披露。ソロンゴはピアノも担当し、チョイジャブ・ミャグマルスレンのモンゴル琴、アマルジャルガル・ドルギオンの馬頭琴とともに、「ホーミー」というモンゴル独特の歌唱法で、友綱親方らを魅了した。旭鷲山氏は「モンゴルは相撲だけではありません。音楽という文化もあります」と喜んでいた。

 ◆オトゴンフー・ソロンゴ 6歳ごろから作詞作曲を始め、7歳でモンゴル国立音楽舞踊学校にピアノ専攻で入学。モンゴル国営ラジオ・テレビ局の子供音楽グループ「ZUL」に参加。1993年8月に東京で開催された「世界こども音楽祭」にモンゴル代表として来日。病気になった母親のために作った曲「おかあさん、いつまでも生きていてね」でグランプリに輝く。94年、東芝EMIから同曲シングルCDをリリース。フジテレビ系「ポンキッキーズ」にも出演した。96年、アルバム「虹という名の少女」(東芝EMI)発売。NHK「みんなのうた」で「わたしのふるさと」が紹介された。97年に「夢のありか/旭鷲山に捧げる歌」をリリース。05年、大阪音楽大学短期大学部作曲科卒業。07年から母校のモンゴル国立音楽舞踊学校音楽理論科で教鞭をとった。

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