あいみょん、来年２月に初武道館ライブが決まりうれし涙「１人で弾き語りで立つ」

シンガー・ソングライター、あいみょん（２３）が１７日、東京・青海のＺｅｐｐ　Ｔｏｋｙｏで全国ツアーの最終公演を行った。

　１０都市１１公演で１万２０００人を動員した自身最大規模のツアーを完走。「ホンマにこんなに集まってくれてうれしい。全力を出し切って終わらせたい！」と呼び掛けた。日本テレビ系「獣になれない私たち」主題歌の「今夜このまま」、ヒット曲「マリーゴールド」など２１曲で２７００人を沸かせた。

　ＭＣでは、地元の兵庫・西宮市の友人が「あいみょん」の名付け親になったと明かし、「最近、『（ネーミング料の）お金を何％かちょうだい』とふざけたことを言ってる」と苦笑い。上京したその友人からこの日朝にメールで「仕事やのにブラジャーを着けるの忘れた」と連絡があったという。「バンドエイド買ったら？とアドバイスしたけど、彼女はいったいどうやって接客してるんやろ」と軽妙なトークで笑わせた。

　今年の大みそかのＮＨＫ紅白歌合戦に初出場が決定した。観客から「おめでとう」「見るよ～」などと声援を浴び、「すごく楽しみにしてますので、よろしくお願いします。頑張りますわ。しっかり歌えたらいいな」と意気込んだ。

　ツアーの大阪公演の合間には、大阪・万博記念公園を訪れた。制作した芸術家・岡本太郎さん（９６年死去）を敬愛しており、「いつか太陽の塔の下で歌いたい」と夢を語った。また、２０２５年に大阪万博の開催が決定。「その頃には３０歳になってる。何になってるんやろ。パン屋さんとかになってるかもな」と思いをはせていた。

　メジャーデビュー２年目。楽曲がドラマや映画のテーマ曲に起用されるなど、若者を中心に大ブレイクした。「みんなのおかげです。自分の音楽生活に絶望は見えへんなと自覚した」と感慨深げだった。

　アンコールでは、２月１３日に１年半ぶりのセカンドアルバム「瞬間的シックスセンス」を発売すると発表。「お待たせしてすみません。ホンマに自信のある１枚になった。出会ってほしい１枚です」とアピールした。

　さらに、同１８日には自身初の日本武道館公演を行うことを発表。「初めての武道館は１人で弾き語りで立ちたいと思ってたのでうれしい」と感極まって涙を流していた。