古川雄大、名俳優が演じた念願のミュージカル「エリザベート」で大役に挑戦「光栄で幸せ」

スポーツ報知
古川雄大

 俳優の古川雄大(31)が、ミュージカル「エリザベート」(来年6月7日~8月26日、東京・帝国劇場)で男性の主人公トートを演じることが18日、発表された。

 「ミュージカル界の新プリンス」と称される古川が、5月に帝国劇場初主演を務めた「モーツァルト!」に続き、大役をつかんだ。

 古川は「エリザベート」について「僕にミュージカルの世界を教えてくれて、同時にこの世界を好きになり、もっといろいろなミュージカルの作品に出演したいと思うきっかけを与えてくれた作品」といい、「実はミュージカルをやる上で目標にしていた役。こんなに光栄な機会をいただけて幸せ」と喜びのコメントを寄せた。

 トート役はこれまで、内野聖陽、山口祐一郎、武田真治、石丸幹二、城田優、井上芳雄らミュージカル界を引っ張ってきた俳優が演じてきた。古川は「そうそうたる先輩方がトートを演じられてきましたが、まずは自分だけのトートを作ることを目標にしています。作品の根底にあるテーマをしっかり理解し、役に挑んでいきたい」と意気込んだ。

 トートは「死」を擬人化した存在で、ヒロイン・エリザベートにとって心に秘めたひそやかな死の願望の象徴的な役どころ。「『死』とはなんなのかをお客様に考えてもらえるような、歪であり透明なトートを演じられたらと思います」と語った。

 古川は、2007年に俳優デビュー。同年「テニスの王子様」で舞台初出演し、「エリザベート」「ロミオ&ジュリエット」「黒執事」などミュージカルを中心に活躍。現在放送中のTBS系「下町ロケット」に農林協の職員・吉井役で出演し、悪役ぶりが話題を集めている。

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