二宮和也、助演男優賞に笑顔「自分はラッキーだったな」…報知映画賞表彰式

スポーツ報知
助演男優賞の二宮和也

 第43回報知映画賞の表彰式が18日、都内で行われた。「検察側の罪人」(原田眞人監督)で事務所先輩の木村拓哉(46)と対峙(たいじ)する検事役に挑み、助演男優賞に輝いた二宮和也(35)は黒のスーツでビシッときめて登壇した。

 原田監督の「沖野検事の怒りの満ち引きは神の領域の名演!」というお祝いメッセージが読み上げられると、ニッコリ。マイクの前に立つと、「本日はありがとうございました。(作品中の)怒りのシーンを結構、皆さんに言っていただけるんですけど、ラッキーだったのは原田監督の作品だったこと。現場で原田さん、いつもイライラしていて怖くて…。自然と(周りも)ああなります。怖い人で良かったなと」と苦笑しながら話した。

 今作ではジャニーズ事務所の大先輩・木村拓哉(46)との初共演が実現したが、「主演の背中を見て、お芝居できるのは幸せなことでした」と木村の名前こそ挙げなかったが、大先輩に感謝。「本来は(助演は)主演やスタッフの一助にならなければいけなかったのに、自分はラッキーだったなと。今度はもっと力をつけて、この場に立ちたいです」と決意表明した。

 ◆二宮 和也(にのみや・かずなり)1983年6月17日、東京都生まれ。35歳。96年にジャニーズ事務所入所。99年に嵐としてシングル「A・RA・SHI」でデビュー。2006年にTBS系「少しは、恩返しができたかな」で橋田賞受賞。同年「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)でハリウッド映画初出演。「母と暮せば」(15年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など受賞。

 ◆「検察側の罪人」 都内で発生した強盗殺人の被疑者の1人に、過去の未解決事件の重要参考人が挙がり、エリート検事・最上(木村)が執拗(しつよう)に追いつめる。最上を師と仰ぐ沖野(二宮)は取り調べを担当する中で次第に最上の捜査方針に疑問を抱き、互いの正義を懸けて2人が対立していく。

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