「三遊亭円楽VS立川志らく」俳句の才能査定ランキングで明暗

スポーツ報知
三遊亭円楽(左)と立川志らく

 落語家・三遊亭円楽(68)と落語家・立川志らく(55)が20日放送のTBS系「プレバト!!」(木曜・後7時)に出演。「俳句の才能 査定ランキング」の特待生昇格試験で落語家特待生対決に挑み、明暗が分かれる決着となった。

 円楽と志らくは試験の前からライバル意識をむきだし。円楽が「落語家枠は私だけでいいんじゃない」と毒づけば、志らくも「また腹黒い中途半端な句を詠んで欲しい。円楽師匠には座布団の取りっこに戻ってもらいます」と宣戦布告した。

 お題は「こたつとみかん」で一句を詠み、俳人の夏井いつき先生(61)が昇格か現状維持か降格を査定する。

 まず登場したのは特待生3級の志らく。「婆やは蜜柑 食べ続ける 妖怪」と詠み、「止まらなくなるのは当たり前だけど、子供にしてみれば不思議なこと。子供のころ『いつまで食べているんだ』とだんだん怖くなった思い出がある」と説明。夏川先生は「裏切りが楽しいことと、破調を選んだ事が表裏一体となっている」と評価。判定は「1ランク昇格」で特待生2級に昇進した。

 昇格すれば6人目の名人になる特待生1級の円楽は「結露吹く コタツ列車の 窓の笑み」で勝負。内容については「三陸鉄道の北リアス線に冬の名物としてこたつ列車が走る。震災でとぎれとぎれになってた鉄道もつながって、こたつに入りながらみかんを食べたりしながら、窓の結露が拭いてみると、復興していく町並みがあって思わず笑みがこぼれた。町の方からはこたつ列車がまた走ったと、両方向の笑みをここに飛ばしました」と説明した。夏川先生は「着地が安易というよりは、思いがいっぱいあってあふれちゃった。笑みという一つの言葉で伝えようとしたことが問題」と語り、「現状維持」の評価を下し、二人は明暗が別れる結果となった。

芸能

×