浜村淳が「ありがとう」の言葉を贈る2018年邦画の最優秀俳優は大泉洋&篠原涼子

スポーツ報知
トークショーを行った浜村淳と鳥居睦子

 関西を代表する映画通のタレント・浜村淳(83)が20日、大阪・阿倍野のあべのアポロシネマで開催された映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(28日公開、前田哲監督)の試写会でトークショーを行い、2018年邦画界の最優秀主演俳優に、大泉洋(45)と篠原涼子(45)を挙げた。

 同映画館の20周年記念で、パーソナリティーを務める大阪・MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(月~土曜・前8時)の企画イベントとしてステージへ。「こんな夜更けに―」は、わがままな筋ジストロフィー患者が主人公の実話で、浜村は「こんな人生もあるんだなあと感動されると思う。大泉さんは名演技。今年の最優秀男優。高畑充希ちゃんも芝居上手になりました」と高評価。最優秀女優には「SUNNY 強い気持ち・強い愛」「人魚の眠る家」の篠原を推挙した。

 イベント終了後、浜村は大泉の演技を「病気の話は難しい。リアルにやり過ぎると嫌みになり、軽くても効果がない。いい案配でほどよく、説得力があった。あんまり(主人公が)いばるので腹が立ったほど」と絶賛。篠原には直接「(主演女優賞を)あげたい」との気持ちを伝えたそうで「『うれしい』と両手で顔を覆い、半泣きになっていた。実にかわいい人」と笑顔を見せた。一方で「“お子様映画”が多くなり、大人が見られる映画が少ないのがさみしい」と最近の映画業界をチクリ。

 イベントでは「映画を見ると、情緒豊かになり、経験できない人生を味わうことができ、認知症を防ぐことができる」と力説した。自身は芸歴60年を超え、「ありがとう―」でしゃべり続けて来年で45年になる。最近、ピース・又吉直樹(38)やオードリー・若林正恭(40)、NEWS・加藤シゲアキ(31)らの文筆業に感心しているといい「芸能の仕事との切り替えが難しいけど、いっぺん挑戦してみたい。芸能界の浮き沈みの物語を、生きているうちに書き残したい」と2019年の夢を語っていた。

芸能

×