羽生竜王が27年ぶり無冠に 広瀬八段に敗れタイトル通算100期ならず

2018年12月21日18時50分  スポーツ報知
  • 羽生善治九段

 将棋の第31期竜王戦7番勝負の最終第7局が21日、山口県下関市の「春帆楼」で行われ、先手の広瀬章人八段(31)が羽生善治竜王(48)に勝って対戦成績4勝3敗とし、竜王を奪取した。

 前人未到のタイトル通算100期の偉業が懸かっていた羽生竜王は、1991年3月に棋王を奪取して以来続いていたタイトル在位者の地位から27年ぶりに陥落した。

 対局開始は20日。先手・後手を決める振り駒で有利な先手番を広瀬八段が得て、先手が利を生かしやすい戦型「角換わり腰掛け銀」の進行になった。一進一退の攻防が続いたが、終盤の羽生竜王の緩手によって広瀬八段が攻勢を取り、一気に寄せた。

 広瀬八段は2010年に王位を獲得して現役大学生初のタイトルホルダーとなって以来、8年ぶり2期目のタイトル獲得となった。

 平成の30年間にわたってトップを走ってきた第一人者の無冠転落は、新時代を迎えた将棋界の象徴的な出来事となった。

 ◆タイトル獲得上位10傑

 99 羽生善治竜王

 80※大山康晴15世名人

 64●中原誠16世名人

 27 谷川浩司九段

 20 渡辺明棋王

 19※米長邦雄永世棋聖

 13 佐藤康光九段

 12 森内俊之九段

  8※木村義雄14世名人

  8●加藤一二三九段

 ※は故人、●は引退棋士

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