サザンオールスターズ、歌手別最高45.3%!平成紅白締めの熱狂11分

スポーツ報知
松任谷由実と桑田佳祐

 昨年大みそかの第69回NHK紅白歌合戦(前半平均37・7%、後半平均41・5%)の分刻み視聴率が4日、明らかになり、特別枠の最終歌唱者となったサザンオールスターズが歌手別の最高となる45・3%(後11時32分、38分)を記録した。サザンは35年ぶりにNHKホールに登場し、北島三郎(82)や松任谷由実(64)ら大物を巻き込んで大暴れ。平成最後の紅白をしめくくるサプライズ満点のステージに、視聴者もくぎ付けになったようだ。(数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)

 サザンが登場し、熱狂のパフォーマンスを終えるまで11分間。平成最後の紅白において、神がかったコラボで爆発的なクライマックスを届けた桑田佳祐(62)のパフォーマンスに呼応するように、視聴率もグングン伸びた。

 午後11時27分の登場時は42%台だったが「希望の轍」を歌唱していた同32分には45・3%にジャンプアップ。さらに北島、ユーミンと自由にセッションした「勝手にシンドバッド」でボルテージは最高潮となり「ユーミンありがとね!」「サブちゃん、さすが!」と叫びながら歌唱を終えた同38分には再び45・3%を記録した。昭和、平成をリードした大物たちがNHKホールに集結したサプライズ感たっぷりのステージに、大きな注目が集まったようだ。

 サザンに次ぐ高視聴率を記録したのは、テレビ初歌唱となったシンガー・ソングライターの米津玄師(27)の44・6%(後10時58分)。徳島・大塚国際美術館からの生中継で、キャンドルの演出や菅原小春(26)の力強いダンスとともに「Lemon」を歌い上げた姿に視聴者の心は揺さぶられたとみられる。

 また、2年ぶりの大トリを務めた嵐は、自身のステージの“真裏”でフジテレビ系「RIZIN」のメインマッチ「メイウェザーVS那須川天心」(平均7・5%、瞬間最高12・2%=後11時21分)の真っ最中だったが強敵をものともせずに42・9%をマークした。

 後半はほとんど40%超えだった。特別企画で5年ぶりに紅白に帰ってきた北島も41・7%をマーク。DA PUMPや星野源(37)、MISIA、ユーミンら注目アーティストが目白押しとなったことで、2年ぶりに平均視聴率40%を突破。大台復帰を果たし、平成最後を彩った。

 なお、番組を通じての瞬間最高視聴率は、後11時42分の45・5%。白組の2年連続の優勝が決まった場面で、白組司会を務めた嵐・櫻井翔(36)が喜ぶ場面だった。

 ◆前半最高は五木ひろし40・8%

 前半の歌手別最高視聴率は、五木ひろし(70)が後8時53分に記録した40・8%。新曲「VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~」のバックにDA PUMPを引き連れ五木自身も「いいね!ダンス」を披露。5分間のニュース中断を挟んだが、後半トップバッターのDA PUMPの好スタート(42・0%=後9時3分)にバトンを渡した形となった。

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