宝塚月組「アンナ・カレーニナ」開幕 11年ぶり上演に美弥るりか「まさかこんな機会があるとは」

スポーツ報知
宝塚歌劇月組公演「アンナ・カレーニナ」の(左から)アンナ(海乃美月)、カレーニン(月城かなと)、ヴィロンスキー(美弥るりか)

 宝塚歌劇月組2番手スター・美弥るりかが主演を務める兵庫・宝塚バウホール公演「Anna Karenina―アンナ・カレーニナ―」(脚本&演出・植田景子)が10日、初日を迎えた。

 ロシアの文豪トルストイの同名小説が原作で、宝塚では美弥が星組時代に出演した2008年以来11年ぶりの上演となった。

 入団6年目だった前回、美弥は、妻のアンナに不倫される政府高官の夫カレーニン役だったが、今回は、アンナを奪うエリート青年貴族ヴィロンスキーを演じた。「私自身、演じたいと思っていたんですが、まさかこんな機会があるとは」と驚いたが、第1幕はアンナと出会い「盲目的に突っ走ってしまう」さまを、第2幕では愛し過ぎたがゆえの心の揺れを繊細に表現した。

 アンナ役の海乃美月、カレーニン役の3番手スター・月城かなとは前回の主演作「瑠璃色の刻(とき)」(17年)でも共演。「頼もしくて心強い。もともと、大人びた雰囲気を持っている2人なら役にハマるんじゃないかなと思いました」と厚い信頼を寄せていた。24日まで。

芸能

×