NHK守本奈実アナが明かす「ニュース シブ5時」は“働くママに優しい現場”

スポーツ報知
育休から復帰した守本奈実アナ

 NHK総合「ニュース シブ5時」(月~金曜・後4時50分)のキャスターを務める同局の守本奈実アナウンサー(37)がこのほど、スポーツ報知の取材に応じ、番組側のワーキングマザーらに対する“支援体制”を明かした。

 守本アナは昨年4月に育児休業から復帰。9月に同番組のキャスターを務めていた寺門亜衣子アナ(33)の卒業が発表され、後任に決まった。

 ニュースや話題をいち早く、分かりやすく伝える報道情報番組で、キャスターの“フリートーク”も見どころのひとつ。「ニュース7」などストレートな報道番組を担当してきた守本アナにとっては新たな挑戦となるが「やりたいという気持ちでいっぱいだった」。

 ワーキングマザーに優しい現場だ。子供に関わることで遅刻したり、打ち合わせを休んだりすることに対して、謝らなくてよいという「シブ5時ルール」があるという。明文化されていないが、プロデューサーをはじめ番組のスタッフ間で決まった。「同僚でも育児しながら働いている方は多い。(遅刻などした時は)スタッフの前にスッと出て、『ありがとうございます』と言う。こちらも気分が楽です」。

 子供の迎えなどがあるスタッフは放送後、反省会に出ずに帰宅することも認められている。2歳児を抱える守本アナも「放送が終わったら、すぐに着替えて帰ります」と感謝した。キャスターに就任して間もなく「自然な感じでやれるようになった」と話す陰では、そうした番組側の知られざる支えがあった。

 復帰から約9か月。時短家電を駆使しながら家事と仕事の両立をこなす日々だ。「最近使っているのは、自動調理鍋。朝、材料を切って調味料入れて、スイッチ入れて、予約ボタンを押しておけば、帰宅する時間にうまく煮込んでおいてくれる」とにっこり。

 同期で仲の良い「ニュース7」のメインキャスターの鈴木奈穂子アナ(36)、井上あさひアナ(37)とは休業中も連絡を取っていたという。復帰後、鈴木アナと局内で会うと「『よかったねぇ』と言ってくれた。肩を寄せて2人でクスクス笑ってました」。母の視点を持ち、これからも“黄金世代”の仲間と切磋琢磨していく。(江畑 康二郎)

 ◆守本奈実(もりもと・なみ)1981年、千葉県流山市生まれ。37歳。学習院大文学部卒業。2004年、NHK入局。大分放送局、福岡放送局を経て、東京アナウンス室に所属。14年9月、結婚。16年9月、第1子出産。過去の出演番組は「ニュース7」、「おはよう日本」など多数。趣味はアルトサックス、料理、読書。好きな食べ物は焼き肉。

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