AKB横山由依、総監督として「運営」に苦言「厳しく言わせていただきました」

スポーツ報知
暴行事件をファンに謝罪した横山由依

 NGT48の山口真帆(23)が昨年12月、男性ファン2人に自宅に押しかけられる被害を受けた事件を受けて、AKB48グループ総監督の横山由依(26)が12日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで開催された「AKB48 チームA単独コンサート~美しき者たち~」で謝罪した。一方、新潟市内ではNGT48の劇場3周年記念イベントが厳戒態勢で行われたが、暴行騒動に関する説明はなく、「納得できない」と憤るファンの姿もあった。

 コンサート開始から約20分。名曲「フライングゲット」など4曲を歌い終えると、真っ赤な衣装の横山は意を決したような表情でスッと舞台の中央に立った。ざわついていた会場がにわかに静まり返った。

 「ありがとうございます」とひと呼吸置くと、山口の暴行騒動について「報道でご存じの方もいらっしゃると思うんですけど、起きてはいけないことが起こってしまい、皆様にご心配おかけしてしまって本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 さらに「私も総監督として、今後の内容を含め、運営に厳しく言わせていただきました」ときっぱり。「私たちはこれからも夢に向かってメンバーと支え合って、活動を頑張っていきたい」と誓った。出演したチームAの20人で深々と頭を下げると、ファンは大歓声で受け入れた。

 2015年12月に高橋みなみ(27)から2代目総監督を継承して3年。同じAKBグループのメンバーが自宅マンションの玄関先で男性ファン2人に襲われたとされる事件に憤りを感じ、総監督としてメンバーを代表して「運営」側に思いを伝えたようだ。責任感あふれる横山の強い言葉に「ほんわかとした優しい人柄の横山さんが運営にまで言及すると思わなかった」と驚く関係者もいた。

 謝罪後はいつもの“ゆいはん”に戻り、チームで全25曲を披露。アンコール後、メンバーたちと「ありがとうございました」と何度も感謝し、「これからもよろしくお願いします」と元気に締めくくった。

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