広瀬竜王「棋士人生のターニングポイントに」 藤井七段「今年は昨年以上を」 竜王就位式 

スポーツ報知
(左から)都成竜馬五段、藤井聡太七段、増田康宏六段、千葉幸生七段、三浦弘行九段、広瀬章人竜王

 将棋の第31期竜王就位式が15日、都内で行われ、広瀬章人竜王(31)、5組優勝者の藤井聡太七段(16)らが出席した。

 昨年末まで行われた7番勝負で羽生善治現九段(48)に挑戦し、フルセットの激闘の末に対戦成績4勝3敗で棋界最高位を奪取した広瀬竜王は「羽生さんの通算タイトル100期か27年ぶり無冠かということで、どちらになっても歴史的なシリーズでしたが、自分としては棋士人生のターニングポイントになればいいと思って臨みました」とあいさつ。優勝賞金4320万円の目録を手にすると歓声が上がった。

 昨年、四段時代に6組優勝を果たし、今年は七段として壇上に上がった5組優勝者の藤井七段は「(1年で)ここまで昇段できるとは思っていなかったので、それはうれしいんですけど」と前置きした上で「竜王戦に関しては今回、昨年度と同じところ(決勝トーナメント2回戦)で敗れてしまったので、今年はぜひ、それ以上を目指して頑張っていきたいと思います」とさらなる高みを見据えた。子供ファンに向け「これからも将棋を指して、将棋を見て、どんどん将棋を楽しんでほしいです」との言葉を送った。

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