天満天神繁昌亭がリニューアル 7月1日オープン
スポーツ報知

上方落語協会・笑福亭仁智会長(66)が28日、大阪市内で会見し、上方落語の定席「天満天神繁昌亭」を大規模改装すると発表した。総工費は3000万~4000万円を見込んでいる。6月の1か月間を工事期間にあて、7月1日にリニューアルオープンする。
天満天神繁昌亭は2006年の開業から12年あまりが過ぎ、内装に使っているちょうちんや空調などに経年劣化が目立つようになった。仁智会長は「将来に向けて改革ができるのはうれしいこと。お客様に快適に過ごしていただけるようにしたい」と話した。
現在は約1200張あるちょうちんに、定席名や協会の名前のほか開業の際に寄付した約5000人の名前を入れているが、全面的に新調するにあたり約800張に変更。名前を入れるのは間に合わないため、定席内に何らかの形でその名前を残すプランを検討しているという。
また、昼席の開始時間を午後1時から午後2時に変更。これまで10席あった公演本数は8席と減り、公演時間が短くなった分、当日券などの価格を若干安くした。また、昼席を全席指定席として団体客などの増加を狙う。「ここ何年かは客足が少し遠のいていた部分もある。災い転じて福となすではないが、お客様第一で一気に勝負をかけたい」と意気込んでいた。