高橋一生、蒼井優と初夫婦役…映画「ロマンスドール」で悩めるラブドール職人
スポーツ報知

俳優の高橋一生(38)と女優の蒼井優(33)が映画「ロマンスドール」(タナダユキ監督、秋公開)で、初の夫婦役で共演することが28日、分かった。2人の映画共演は、映画「リリイ・シュシュのすべて」(岩井俊二監督)以来、18年ぶりとなる。
今作で高橋が演じるのは、感情表現が苦手なラブドール職人・哲雄。妻・園子(蒼井)に職人であることを隠して夫婦生活を送るが、仕事に熱中するあまり夫婦の危機に直面。そんな時、園子も持っていた秘密を打ち明け始める。
ラブドール職人という特殊な職業とあって、高橋は実際に工場を見学。「そこにいるのはまさに職人の方々。工芸的な感覚でひとつの作品として作ってらっしゃる姿を見て、哲雄を演じる心構えができた」。蒼井は「高橋一生さんとは、ここまでがっつりは『リリイ―』以来。先輩!という印象で、撮影中もいつも真ん中にいて、とてもやりやすい」。自身の役については「最近は依存した役どころが多く、久しぶりに自立した女性を演じるので楽しみ」と気合十分だ。
プロデューサーの永田芳弘氏(53)は「高橋さんには、高倉健さんのような、不器用であるがゆえに、人生を遠回りしている日本人を演じてもらいたい」と、期待を寄せた。