ビートたけし、元弟子「マッハスピード豪速球」の「T.Nゴン」入りに難色「独立されちゃうと困る」

タレントのビートたけし(72)が28日、東京・浅草の劇場「東洋館」で若手芸人の漫才コンテスト「ビートたけし杯 漫才日本一」を初開催し、お笑いコンビ「マッハスピード豪速球」が優勝した。
マッハスピード豪速球は2010年11月、岐阜県多治見市出身でボケ担当の坂巻裕哉(36)と、千葉県野田市出身のツッコミ担当のガン太(34)で結成。三木プロダクションを経て、オフィス北野に所属したが、たけしが新事務所「T.Nゴン」に独立した後の昨年5月にフリーとなった。
たけしはコンテスト終了後の記者会見にマッハスピード豪速球らと出席。優勝した2人をT.Nゴンに所属させる考えはあるかとの質問に、たけしは「オレんとこ? 大抵マネージャーが持って逃げるので、経験から言うと良くない。独立されちゃうと困る」とジョーク交じりに難色を示した。T.Nゴンにはオフィス北野に所属していた芸人で構成作家の〆さばアタル、アル北郷が移籍している。
ガン太は、T.Nゴン入りについて「入れるなら、ぜひ入りたい。たけしさんが重荷が嫌だと言って、オフィス北野から抜けたので、重荷になってしまうのはちょっと…」と恐縮。坂巻は「オフィス北野でたけしさんの背中を見てきた。ネタを一度でいいから見てもらいたいと思っていた」と充実の表情を浮かべ、「(アルバイトの)夜勤終わりで来て、夢見心地で何も考えられない」と話した。
たけしは、2人の漫才について「ちゃんとウケてると思った。ブレークするんじゃないですかね」と評価したが、「誰にでもブレークすると言っている。数撃ちゃ当たる」とも話し、笑いを誘った。
一方、27日に2020年をもって活動休止を表明したアイドルグループ「嵐」について感想を求められると「嵐? なんだいそりゃ。オレには関係ねえし」ととぼけつつ、「ファンの人はつまんないんだろうけど…。嵐も将来の事を考えたんじゃないの」とおもんぱかった。たけしは嵐の二宮和也(25)と15年末にTBS系ドラマ「赤めだか」で共演している。
また「オフィス北野」新社長に就任したつまみ枝豆(60)には「とりあえず脱税しろ。つかまって話題を作れ」とたけし節でエールを送った。