迫田孝也、故郷・鹿児島のドラマで薩摩藩士演じ「間違いなく財産となった」

スポーツ報知
地元でのドラマについて熱く語った迫田孝也(C)KTS

 俳優の迫田孝也(41)が29日、ドラマ初主演となる出身地・鹿児島のKTS鹿児島テレビ(フジテレビ系)の開局50周年記念ドラマ「前田正名―龍馬が託した男―」(5日、後8時)の完成披露試写会に出席した。

 坂本龍馬に託された名も無き薩摩藩士・前田正名(迫田)が地方産業の振興に奮闘する姿を描く歴史ドラマ。明治新政府のもと、後に“殖産興業の父”と呼ばれた隠れた歴史の立役者の一人として今の日本の礎を作ったといっても過言ではない前田の姿を通して、現代の日本に大切なものを改めて問いかける。九州・沖縄地方限定の放映だが、祖父が鹿児島出身の本仮屋ユイカ(31)や、中学まで鹿児島に住んでいた、ピーターこと池畑慎之介(66)らが出演。坂本龍馬は高橋光臣(36)が演じる。

 迫田は、約200人が詰めかけた鹿児島での完成披露試写会で「故郷鹿児島を背負っているドラマで、役者人生の中で間違いなく財産となった。このドラマを通して、隠れた薩摩の偉人『前田正名』という人物をたくさんの人に知ってもらいたい」とドラマの魅力を熱く語った。

 脚本は吉田紀子氏、音楽は大河ドラマ『篤姫』を手がけた鹿児島市出身の吉俣良氏、監督は地方局のドラマ制作は初めてのフジテレビのゼネラルディレクター、中江功氏。語りは吉岡秀隆。くしくも脚本、音楽、監督、語りで、鹿児島・甑島の診療所医師をモデルにした人気漫画をドラマ化した「Dr.コトー診療所」(フジテレビ)を手掛けた制作チームが再集結している。主題歌は中島美嘉(鹿児島出身)が歌う。

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