ジャニーズJr.62人、スクリーンから飛び出した!ジャニー氏構想「映像と実演の融合」

スポーツ報知
「映画 少年たち」の完成披露試写でズラリ勢ぞろいした総勢62人のジャニーズJr.たち(カメラ・橘田 あかり)

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87)が30日、都内でスポーツ報知などの取材に応じ、自身が初めて製作総指揮を手掛けた「映画 少年たち」(3月29日公開、本木克英監督)の試写会も行われた。「SixTONES(ストーンズ)」らJr.が総出演。同作をきっかけに次世代スターが誕生することを「楽しみですよ」と心待ちにした。

 銀幕から飛び出た総勢62人のJr.が次々とパフォーマンスを繰り広げ、映画の余韻に浸る1400人を熱狂させた。ジャニーズの舞台で初めて映画化された今作は、Jr.総勢100人以上が出演する。「SixTONES」のジェシー(22)は「ヒットさせてジャニーズのパワーを見せつけたい」とステージで躍動した。

 今作は、事務所第1号アイドル「ジャニーズ」によって69年に初演された舞台が、50年を機に映画化された。「映画の話はうれしくてしょうがない」とジャニー氏。この日、ファンにサプライズで繰り広げられた映像と実演の融合は、ジャニー氏がかねて抱いていた構想だ。公開後にも約35回、都内の劇場でパフォーマンス付き上映を開催することも決まった。

 舞台版は東京と大阪だけの上演だったが、映画は47都道府県の約160館で上映される。「Snow Man」の岩本照(ひかる、25)は「50年の歴史がある中で(映画化が)このタイミングだったのがうれしい」と喜んだ。

 より多くの人の目に届く機会は、Jr.にとって願ってもないチャンスだ。事務所の看板グループ・嵐は2年後に活動休止する。ジェシーは、新たな試みで飛躍をつかむべく「CDを出さずに盛り上げていくのが、僕らのミッション」と力を込めた。

 ◆「映画 少年たち」 少年刑務所を舞台にしたミュージカル・エンターテインメント。若さゆえに生まれる抵抗、悩み、葛藤が描き出された物語。ジャニー氏が在米時代の徴兵経験の中で、友人から聞いた話を基にしたオリジナル。

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