藤原季節、連ドラ初主演「生きた心地がしません」…U―NEXT「すじぼり」

スポーツ報知
連ドラ初主演する藤原季節

 俳優の藤原季節(26)が、6月配信予定のU―NEXTの連続ドラマ「すじぼり」(1話25分、全10話)でドラマ初主演することが31日、分かった。

 「東京難民」「侠飯」の福澤徹三氏の大藪春彦賞受賞作の同名小説が原作。ひょんなことから、ヤクザの事務所に出入りすることになった大学生・亮(藤原)。時代に取り残され、生きる道を失っていく組の運命を、人生から脱落しかけた亮の目線で描く。

 藤原は高校卒業後に上京。13年に松田龍平らが所属する「オフィス作」のワークショップで、応募者総数500人から選ばれ、事務所入りした。14年の映画「人狼ゲーム ビーストサイド」で俳優デビュー。舞台、映画などで下積みを経験し、デビュー5年で連ドラ初主演の座をつかんだ。映画「全員死刑」(17年)の小林勇貴監督(28)がメガホン、高橋和也(49)、篠原篤(36)が共演する。

 自然体の演技が魅力の藤原は「連ドラ初主演がまさかの作品。まさかの監督。まさかのキャスト。恐ろしくて生きた心地がしません」と恐縮。「亮と一緒に敵と戦い、血の味を知り、生きてることを実感したい。善悪を超越した世界で、燃え尽きるまで闘いたいです」と意気込んだ。

 小林監督も「この小説は俺の血肉となって今まで撮った全映画がその影響下にあります。骨の髄なのです。絶対に楽しませます」と約束した。

 ◆藤原 季節(ふじわら・きせつ)1993年1月18日、北海道出身。26歳。14年「玉川区役所 OF THE DEAD」でドラマ初出演。17年「まゆをひそめて、僕を笑って」で舞台初主演。17年マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 サイレンス」にオーディションで抜てき。19年は1日放送のテレ東系「フルーツ宅配便」、今秋公開予定の映画「アイネクライネナハトムジーク」に出演。趣味は映画観賞、読書、絵画。特技は剣道2段。身長173センチ。血液型B。

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