戸田恵梨香、子どもに「うるさいねん！」…主演映画「あの日のオルガン」撮影秘話を披露

　女優の戸田恵梨香（３０）、大原櫻子（２３）が４日、都内で映画「あの日のオルガン」（平松恵美子監督、２２日公開）のプレミア上映会に出席した。

　第２次大戦末期に保母（保育士）たちが幼い園児たちとともに集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を映画化。保母たちのリーダーを演じた戸田は「（共演の）みんなと年が離れてないと思っていて、私がリーダーに見えるのかなって不安だったんですが、聞いたらみんな２０代前半で、ものすごく衝撃的だった。年齢的に全然リーダーかな」と自虐ネタで笑わせた。

　“怒りの乙女”と評される主人公役に「普段はふつふつと怒りを持って何かと闘っていることがないので、怒りを表現するのは難しい作業でした。経験したことのない怒りだったので苦戦した覚えがあります」と振り返った。

　大原から撮影中に一度、戸田が騒ぐ子どもたちを「うるさい」と叱ったエピソードを披露されると「兵庫出身なので『うるさいねん！』と（言った）」と苦笑い。戦争が題材とあって、最後は戸田が「未来ある子どもたちを守りたいと初めて実感した映画」と力を込めて締めた。