古村比呂、抗がん剤治療休止を明かす 再々発は「選択肢も狭まるが、どこか光が見えてくる」
スポーツ報知

昨年2月に肺とリンパ節にがんが再々発したことを発表した女優の古村比呂(53)が4日、都内で、がんとの共生社会を目指すイベント「ネクストリボンプロジェクト2019」の記者会見に出席し、抗がん剤治療を休止したことを明かした。
抗がん剤治療の休止は同日午前、主治医と話し合い、「CT検査でがんがひっかからなかったため」に決定。ただ寛解(がん細胞が観察されなくなった状態)ではないとし、今後も経過観察が必要となるが、「前向きな報告ができてうれしい」と笑顔を見せた。2週間後に診察を受けるという。
吐き気などに苦しんだこれまでの治療期間を振り返り、「1日1秒がすごい濃い時間だった。今できることを第一に考えて向き合ってきた。再々発となると、治療方法も限られて選択肢も狭まるが、調べていくと、どこか光が見えてくる」。今後は「人混みも歩けるようになる」と前を向いた。
古村は11年、健康診断を受けた際に初期の「子宮頸(けい)部上皮内がん」が発覚。翌12年の2月に手術を受け、子宮を全摘出。17年3月に再発が判明し寛解したが、同11月、肺とリンパ節にがんが見つかった。