小籔千豊「70周年に向けてやっていきたい」吉本新喜劇新体制発表…内場、辻本が退任
スポーツ報知

吉本新喜劇は4日、発足60周年の3月1日付で新体制になることを発表した。現行の6座長から内場勝則(58)、辻本茂雄(54)が退任。次期座長候補として、清水けんじ(43)、吉田裕(39)、信濃岳夫(37)、諸見里大介(36)の4人がリーダーに就任する。
1959年3月に発足した新喜劇の世代交代とさらなる全国展開を進めるため、小籔千豊(45)、川畑泰史(51)、すっちー(47)、酒井藍(32)の4座長と4リーダーによる体制となる。リーダーの任期は1年間で、資質などを判断して座長就任の可否を決めるという。大阪市内で会見した小籔は「諸先輩たちのおかげで今がある。気持ちを新たに70周年に向けてやっていきたい。(リーダーの)4人を打ち出していくことで知名度も上がるし、自分たちもケツに火が付く」と次期座長候補に期待した。
新リーダーに就任する清水は「座長になりたいです。5年言い続けて、もうボケみたいになってる」とぼやきつつも意欲。吉田も「皆様方の力を借りておもしろい新喜劇をつくりたい」と決意を新たにした。
内場、辻本は今後も座員として新喜劇を支える。3月1日には座員総出演のイベント「60周年だよ!吉本新喜劇」(なんばグランド花月、MBSテレビで同2日・後0時54分放送予定)を開催する。
◆吉本新喜劇の座長変遷 1959年3月に発足した「吉本ヴァラエティ」では花菱アチャコ、芦屋雁之助、大村崑、横山エンタツ、藤田まことらが務めた。62年に「吉本新喜劇」となってからは岡八郎、花紀京、木村進、間寛平ら。その後は今田耕司、東野幸治ら、99年に座長が固定されて以降は吉田ヒロ、石田靖も務め、17年7月に酒井藍が女性初の座長に就任。