立川志の輔、映画初主演も「ネコの脇役」? 天才・タマの演技に脱帽
スポーツ報知

落語家の立川志の輔(64)が5日、都内で初主演映画「ねことじいちゃん」(岩合光昭監督、22日公開)の完成披露舞台あいさつを行った。
NHKの「岩合光昭の世界ネコ歩き」などで知られる動物写真家・岩合氏の初監督作品で、島で一人暮らしする高齢男性の大吉と愛猫・タマの日常が描かれる。岩合監督から主役のオファーを受けた志の輔は「あまりの驚きに、お断りしたんです。でもお話ししているうちに『2カットは出してもらえませんか』となっちゃって…」と振り返った。
劇中ではタマ役の天才ネコ・ベーコンと息の合った芝居を披露。志の輔は「初主演と意気込んだものの、実際はネコの脇役。タマはスーパーキャットで、監督の言っていることを一番分かっていて、私がテイク3、4、と重ねても『落ち着いてやりな』と言われているようだった」とネコの演技力に舌を巻いていた。
ネコ好きという柴咲コウ(37)は「自分から(作品に)参加したい!」と念願かなっての出演となったが「監督は途中までネコしか見ていなかった」と苦笑い。「『俳優の演技も見てください』と言わせていただいた」とユーモアたっぷりに撮影秘話を語っていた。