美川憲一「青い顔…嫌な予感がした」 戸川昌子さん長男と逮捕2日前に食事

スポーツ報知
逮捕2日前に戸川尚作容疑者と食事していたことを明らかにした美川憲一

 歌手の美川憲一(72)が15日、都内で行われた「第55回2018年度日本クラウンヒット賞贈呈式」に北島三郎(82)らと出席した。贈呈式後に取材に応じた美川は、推理作家でシャンソン歌手の故・戸川昌子さんの長男で、5日に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された戸川尚作容疑者(41)と逮捕の2日前に食事をしていたことを明かした。

 戸川容疑者の逮捕をニュースで知ったという美川は「びっくりしました」。昌子さんと生前に親交があり、「NERO」の名前で歌手活動をしていた戸川容疑者を支援。昨年4月には昌子さんの追悼コンサートで共演していた。

 今月3日には、戸川容疑者とスタッフら8人で食事し、「NERO」をどのように売り出していくかなどを話し合ったが、美川は「元気に振る舞っていたけど、青い顔をしていた。嫌な予感がした」。4日には戸川容疑者から「ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と記されたメールが届いたが、その翌日の逮捕に驚きを隠せない様子だった。

 昌子さんは16年4月、胃がんで死去したが、病床では03、06年に薬物事件で逮捕された長男を心配していたという。「それなのに、なぜそういうものに手を出したのか。悔やんでも悔やみきれない」。3度目の過ちを犯したことについては「寂しさや甘えが交差して、ああいう形になった。でも41歳ですから…」と断罪したが、今後も支援を続けるかと聞かれると、「事件を起こして芸能界に復帰するのは難しい。でも突き放すことはできない、私の性格として」と複雑な心境をのぞかせた。

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