船村徹さん遺品120点を抽選で形見分け…三回忌に140人参列

スポーツ報知
船村徹さんの三回忌法要で献杯のあいさつをする五木ひろし

 2017年に心不全のため亡くなった作曲家の船村徹(本名・福田博郎)さん(享年84)の三回忌法要が16日、都内のホテルで行われ、弟子の歌手・北島三郎(82)、五木ひろし(70)ら140人が参列した。

 「仲間たちをなァ大事になァ」。船村さんの残した言葉に従いこの日、遺品の形見分けが行われた。帽子、スーツ、ネクタイなど計120点が抽選で選ばれた仲間たちに手渡された。

 北島は「歌手としての大事な父親」という船村さんに続き、昨年2月末には次男で元ミュージシャンの大野誠さん(享年51)を亡くした。「月日がたつとさみしさから逃れられると聞きますが、オヤジ(船村さん)と息子は不思議とだんだんよみがえってきます。さみしさがこみ上げます」と声を詰まらせた。

 現在82歳。「だんだんオヤジの旅立った年齢に近づいてきた」としみじみ話し「いっぺん限りの人生を大事に頑張って生かされていきたい」。最後は「いつかそばに行くと思いますが、あんまり早く迎えに来ないでね」と優しくほほ笑む船村さんの遺影に呼び掛け、笑いを誘った。形見分けではぐいのみを手にした。

 五木は、1970年に船村さんが審査員を務めた日本テレビ系オーディション番組「全日本歌謡選手権」に「三谷謙」名義で出場。10週勝ち上がった後、船村さんから「今のこの業界に君はとっても必要だ」と褒められたと振り返り「船村メロディー永遠に」と献杯のあいさつを行った。

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