キンプリ・岩橋玄樹、一部活動再開 パニック障害休養から3か月「必ず克服して戻ってくる」

スポーツ報知
King&Prince

 パニック障害の治療に専念していた6人組「King&Prince」の岩橋玄樹(22)が、3月20日発売の新曲「君を待ってる」から活動を再開することが17日、所属のジャニーズ事務所から発表された。昨年11月初旬から活動休止。当面は「一部再開」とし、段階的に復帰していくという。

 休養発表から3か月で復帰が決まった。岩橋は、書面で再開を報告。すでに新曲の収録などには参加。「徐々に現場に戻っていく中で、改めて仕事ができる喜びを感じています」と復帰に向けた思いをつづった。グループは昨年5月に「シンデレラガール」でCDデビュー。新曲は同10月以来、3枚目のシングルとなる。

 パニック障害は突然動悸(どうき)がしたり、胸が痛くなるなどの発作が出る病気。過去に悩まされた芸能人も多く、復帰まで数年を要する場合もある。岩橋の場合、幼少期から悩まされてきた。所属事務所は、今回の制限付きの復帰について「緩やかに活動を再開させることが岩橋の場合には最適ではないかとの見解を、医師よりいただきましたため」と説明。新曲発売にあたり、音楽番組の出演などについて、今後も5人で行うこともあるという。

 活動休止中、グループは東京・帝国劇場で舞台「ジャニーズ King&Prince アイランド」の2か月公演を成功させたほか、昨年末にはNHK紅白歌合戦に初出場。その際、ステージ上に6色のスポットライトを照らし、メンバーも早期復帰を待ち望む思いを込めたパフォーマンスを展開していた。

 岩橋は、今後も治療は継続しながら完全復活を目指す。「今回の休養と一部活動再開において、メンバーの理解を欠かすことはできません。僕がいつでも戻れるように、いつもその場に僕がいるつもりで活動してくれている5人は感謝の気持ちでいっぱい。思いに応えるためにも、必ずパニック障害を克服して戻ってきます」と誓った。

 ◆岩橋 玄樹(いわはし・げんき)1996年12月17日、東京都生まれ。22歳。2010年10月にジャニーズ事務所入り。15年にテレビ朝日の夏イベントのユニット「Mr.King VS Mr.Prince」のメンバーに選ばれ、その後「Prince」を経て現グループ。雑誌「Myojo」が選ぶ「恋人にしたいJr.」で18年まで5年連続1位を獲得。大の巨人ファンで17年3月から「月刊ジャイアンツ」(報知新聞社刊)で「新星☆野球王子が行く」を隔月連載。

 ◆パニック障害を克服した有名人 最近では、プロ野球・楽天の小谷野栄一打撃コーチが、06年の発症から病気と向き合って昨季の引退までグラウンドに立ち続けたエピソードが知られる。長嶋一茂は巨人現役時代の経験をもとに、10年に著書「乗るのが怖い 私のパニック障害克服法」も出版。「中川家」の中川剛は90年代後半から闘病経験があり、女優・田中美里も02年にテレビ番組で告白して話題に。歌手のyui、大江裕も数年間の療養生活を送ったことはあるが、その後に復帰した。

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