女優の佐々木すみ江さん死去 90歳 「ふぞろいの林檎たち」「篤姫」など名脇役として活躍

スポーツ報知
先月行われた角替和枝さんのお別れ会に参列していた佐々木すみ江さん

 TBS系ドラマ「ふぞろいの林檎たち」、NHK大河ドラマ「篤姫」などで、存在感のある演技で名脇役として活躍した女優の佐々木すみ江さんが死去したことが19日、分かった。90歳だった。所属事務所は20日に詳細を発表するとしている。

 佐々木さんは1月30日に行われた女優の角替和枝さん(昨年10月死去)のお別れ会に参列していた。また、2月13日深夜にテレビ東京で放送されたドラマ「さすらい温泉 遠藤憲一」に出演していた。

 1928年、東京都出身。劇団民芸の結成に参加し、51年に「その妹」で初舞台を踏んだ。71年に同劇団を退団まで数多くの舞台に出演。その後は蜷川幸雄演出の「にごり江」「欲望という名の市電」、井上ひさし作・木村光一演出「頭痛肩こり樋口一葉」などの舞台に出演した。

 舞台引退後はドラマ、映画などで活躍。「ふぞろい-」では中井貴一演じる主人公の母親役として存在感のある演技を見せていた。「篤姫」では宮崎あおい演じる主人公の養育係菊本役を演じ、「女の道は一本道でございます」という名台詞を残した。

 またTBS系「花より男子」シリーズでは、メイド頭のタマ役を好演。昨年の最新作「花のち晴れ」にも出演していた。

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