マルシア、デビュー３０周年記念ライブで感無量

デビュー３０周年を迎えた歌手でタレントのマルシア（５０）が１９日、東京・ビルボードライブ東京で３０周年を記念したライブ「マルシアＤｅｂｕｔ　３０ｔｈ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ　ＫｉｃｋＯｆｆＬｉｖｅ　～私はどうしてここに？～」を行った。

　ライブは完全入れ替え制の２部制。１部では「私を育てた歌謡曲～ブラジルから日本へ～」と題して由紀さおり（７０）、作曲家・猪俣公章さんの門下生の坂本冬美（５１）、東京スカパラダイスオーケストラをゲストに迎え、由紀とは「夜明けのスキャット」、坂本とは「大阪ラプソディー」を披露。スカパラとは、自身のデビュー曲「ふりむけばヨコハマ」、美空ひばりの「リンゴ追分」をスペシャルアレンジで歌い上げ、圧倒的な歌唱力で魅了した。

　節目の３０周年に、マルシアは「今日があるのは、これまでたくさんの方に支えていただいたおかげです」と感謝し、涙を浮かべた。「年齢や立場は関係なく、いつだって人生は楽しめるし、本気と勇気と元気があれば、奇跡だって起きると信じています。これからもその想（おも）いを音楽で伝えて、少しでも皆さんの人生のお役に立ちたい」と前を向いた。

　フィナーレでは、「歌手活動を再開するきっかけを与えてくれた恩人」と慕う元ＴＨＥ　ＢＯＯＭの宮沢和史（５３）が作曲、スカパラの谷中敦（５２）が作詞した１０年ぶりの新曲で、ポルトガル語で「喜び」を意味する「ＡＬＥＧＲＩＡ」を熱唱。ゲスト陣を交えての大合唱となった。

　２部では「ミュージカルからスタンダードナンバーまで」と題して城田優（３３）、東啓介（２３）、ＢＲＯＡＤ６と共演した。