東山紀之が「砂の器」に主演、セクゾ中島健人と攻防…フジ60周年スペシャルドラマ3月28日放送

スポーツ報知
清張作品の出演は4度目となる東山紀之(中央)は柄本明(左)、中島健人(右)と共演

 少年隊の東山紀之(52)が、巨匠・松本清張の社会派サスペンスを原作にしたフジテレビ系のスペシャルドラマ「砂の器」(3月28日・後7時57分)に主演することが23日、発表された。ベテラン刑事と父との宿命を背負う天才作曲家の攻防を描く。東山が捜査1課の刑事・今西栄太郎、天才作曲家・和賀英良役は「Sexy Zone」の中島健人(24)が演じる。

 74年に加藤剛さんの主演で映画化され、ドラマ化は7度目の不朽の名作。松本清張・生誕110年を迎えた今年、フジテレビ開局60周年ドラマとして製作された。清張作品の出演は「夜光の階段」(95年)、「証言」(04年)、「花実のない森」(17年)に続く4度目となる東山。「『砂の器』は名作中の名作。自分も、こういう役が巡ってくる年になったのだなと感慨深い」とかみ締めた。

 今作は設定を現代に置き換え、2018年のハロウィーン当日の渋谷が舞台となる。「丹波哲郎さん、渡辺謙さんなど大変な先輩たちが演じてこられた役ですが、今作の今西はちょっとアプローチが違うと思っています」と東山。初共演となるジャニーズの後輩・中島との攻防に「歌ったり、踊ったりとは違う。あぶり出される人間臭さを、彼がどう出してくれるのか」と期待した。

 一方の中島も、今作の出演オファーに背筋を伸ばす。「感動。平成最後の奇跡。歴代、名優の方々、大先輩たちが演じられてきた和賀の役をいただいたのは、奇跡以上の“宿命”かもしれません。東山さんからは『勝負しようぜ』と言われた。全力で挑ませていただく」と力を込めた。和賀と生き別れた父でクライマックスで重要な役割を担う本浦千代吉役は、柄本明(70)が演じる。

 ◆「砂の器」 1960~61年に読売新聞で連載されたサスペンス。舞台を現代に置き換えた今作は過去の映像化とは異なり、犯人推理ではなく、序盤に天才作曲家・和賀(中島)が殺人犯と明かした後、今西刑事(東山)と、今西から見た和賀の日常を並行して描く。犯行動機なども現代版としてアレンジされている。

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