里見香奈女流名人が小学校で“課外授業”「将棋以外ではイチロー選手が好き」

スポーツ報知
特別授業を行い、生徒に将棋グッズをプレゼントする(左から)里見香奈女流名人と香川愛生女流三段

 将棋の里見香奈女流名人(26)=女流王座、女流王将、倉敷藤花=と香川愛生女流三段(25)が25日、岡山県真庭市の湯原小学校を訪問し、4~6年の生徒49人に、将棋を通じた45分間の“特別授業”を行った。

 「第45期岡田美術館杯女流名人戦」を防衛し、女流棋戦では28年ぶり2人目の10連覇を達成した里見は「将棋を始めて20年ちょっと。好きなことを、ずっと続けられて幸せです。皆さんも新しいことに挑戦してみたり、今好きなことを頑張ってほしい」と激励した。

 一方、香川は将棋との出合いについて「小3の時、休み時間でクラスの男の子に将棋でコテンパンにされ、悔しかったのがきっかけです」と女子の共感を得て、「(後に)学校の先生を全員倒したときは気持ちよかった」と笑わせた。

 教頭先生から「憧れた棋士は」と質問されると里見は「羽生善治先生ですが、将棋以外ではイチロー選手が好き。様々なジャンルで活躍されている方は、参考にさせていただいています」と、トップアスリートからも刺激を得ていることを明かした。

 将棋の魅力は「スポーツと違って年齢・性別に関係なく戦えること」と里見。昨年8月には藤井聡太七段(16)と公式戦で対戦しており、生徒から「どちらが勝ったんですか?」と聞かれると「負けました。すごく強かった。常にいい手を指そうとされて、思いがけない手を探し出す。自然にそれができる棋士」と話した。

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