玉木宏、経営難企業の再生家役…「ハゲタカ」スピンオフドラマ「スパイラル~町工場の奇跡~」 

スポーツ報知
町工場を救うヒーロー・企業再生家を演じる玉木宏

 俳優の玉木宏(39)が、4月期のテレビ東京系連続ドラマ「スパイラル~町工場の奇跡~」(月曜・後10時)に主演し、経営難に陥った企業の再建を手がける企業再生家を演じることが28日、分かった。

 真山仁氏の「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品「ハゲタカ4.5/スパイラル」が原作。エリート銀行員から転身した企業再生家・芝野が、創業者が急逝し、倒産危機に陥った下町の町工場を立て直していく姿を描く。

 原作を読んだ玉木は「日本の技術を守っていかなければいけない、という説得力を感じる作品。外資との対じが面白さだと思うし、芝野が、町工場の技術を必死で守ろうとする所も見応えがあると思う」と語る。

 「人を弾く仕事ではなく、人を救う仕事がしたい」という信念の持ち主。ビジネスに関しては冷静で用心深い一面を持つが、実は、ロマンチストで涙もろい人間味あふれるキャラクターを演じる。「人に寄り添える人。優しさも持ち合わせながら、この役を生きられたらいい」と意気込んだ。

 「日本のものづくりの魂」を軸に、金融機関の論理などに翻弄されながらも、世界規模で襲いかかる巨大ファンドの“ハゲタカ”に町工場が立ち向かっていく。

 玉木は「自分の家族が同じような状況になった時にどうすればいいのか、自分に置き換えられる状況もたくさんある。その中で何を守っていくべきなのか…を、想像しながら見ていただけると面白いのではないか」と分析。「真山先生が描く社会派ドラマは、リアリティーがあります。原作とは異なる設定もありますが、原作ファンの方々にも納得できるような作品になったらと思いながら、撮影に臨みたい」と意気込んだ。

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