新條由芽、「3年A組」で演技勉強中の“群馬の天使”

スポーツ報知
みずみずしい透明感が魅力の新條由芽

 ブレイク間違いなしの期待の若手を発掘する「発見! 芸能界のHo!プ」。今回は日本テレビ系連続ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日曜・後10時半)で本格的に女優デビューした新條由芽(20)。A組の一員として、実力派ぞろいのクラスメートから日々刺激を受けているという。群馬で話題の美少女が、ついに全国区に進出。卓越した透明感を持つ原石の魅力に迫った。(宮路 美穂)

 3年A組のクラスで、廊下側の列の一番後ろの席に座る、おさげのツインテールの女の子。少し引っ込み思案で努力家の「金沢玲央」を演じているのが新條だ。

 本格的なドラマ出演は初めて。オーディションでつかんだのが玲央だった。「玲央は、スクールカースト上位のグループではなくて、教室の端にいるようなおとなしい女の子。高校時代の自分と近い部分もあって、やりやすい面もありました」と役柄の印象を語る。

 菅田将暉演じる担任・柊一颯により教室内に監禁される生徒たち。演技経験はほぼ初めてだったが「人質に取られて、拳銃を向けられたりする場面では、本当に怖かった。もちろんお芝居ではあるんですけど、菅田さんの演技がすごくて、本当に恐怖で自然と涙がこぼれてしまいました。リアリティーある演技になったと思います」。

 3Aメンバーとは“運命共同体”だ。とりわけ親友・佑香役の大原優乃(19)とは「こういうシーンでは、佑香と玲央はどう動くかな、とか話し合ったりしています」。キャストの熱演が話題となり、視聴率も右肩上がり。「みんなの存在が本当に刺激。本気のお芝居が繰り広げられているのを目の前で見て、私もお芝居を頑張りたいと心から思いました。何年かたった時、『3年―』に出ていたことを誇りに思えるんじゃないかという予感がしています」と語る。

 撮影はあと2週間余り。「その日(最終日)のことを思うと泣きそうになります」というが、物語はクライマックスに突入。「1話から最終話はたった10日間の話。その10日の中で3年A組のみんなに訪れた大きな変化を注目してもらいたい」と呼びかける。

 透明感のある雰囲気に加え、カメラの前に立つと多彩な表情を見せる。「子供の頃から、カメラの前でポーズを取るのが好きな子でした」。もともとは地元の群馬で、事務所などには所属せずフリーランスのモデル活動をしていたが、美貌が評判となり「群馬の天使」と話題に。昨年2月、「週刊ヤングジャンプ」に“最強素人”として初グラビアが掲載されると、その可能性を確信した現在の事務所のスタッフから熱心なスカウトを受け、本格的に芸能活動をスタートさせることとなった。

 「事務所の方からお話を伺って、モデルだけではなく、女優業もやってみたいと思うようになりました」と新條。「今はもっともっとお芝居の勉強を頑張りたい。まだ、ついていくのに必死な部分も大きいですけど、撮影に行くのは楽しい。自分がやりたいことに対して、積極的にのめり込んでいく性格。まだまだ未熟ですが、ドラマや映画で活躍できるようになりたい」と語る。

 由芽という名のとおり、女優としての“夢”もある。「母親がミステリードラマが大好きで、一緒に『相棒』や『科捜研の女』を見ていました。いつか、出演させていただけたらうれしいです」。母親孝行を目指し日々、経験を重ねていくつもりだ。

 ◆先輩・吉岡里帆に続け!

 新條は昨年10月、所属事務所の先輩・吉岡里帆(26)と2人で「週刊プレイボーイ」の創刊52周年アドボードに登場。「ものすごく緊張しましたが、吉岡さんが『いつもどおりの由芽ちゃんで大丈夫』と、ほぐしてくださいました。お手本にしている女優さんです」と、憧れのまなざしを向ける。また、同じ事務所のDAIGO(40)とは、楽曲のミュージックビデオに出演するなどの縁もあり「大変かわいがっていただいて、本当にありがたく思っています」。売れっ子に成長し、先輩2人へ恩返しを果たせる日も夢見ている。

 ◆新條由芽プロフィル

 ▼生年月日 1998年4月27日、20歳。

 ▼出身地 群馬県。

 ▼身長 158センチ。

 ▼茶道 中、高と茶道部に所属。裏千家上級の資格を取得。

 ▼書道 書道成人の部 中等部師範免許。

 ▼百人一首 中学時代に、競技かるたを描いた漫画「ちはやふる」に触発され独学で勉強。高校内の大会で3年間1位を獲得。

 ▼休日の過ごし方 ショッピング、映画観賞。

 ▼料理 上京に伴い一人暮らしをスタート。コツコツ自炊に挑戦し「最近はロールキャベツを作りました」。

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