樹木希林さん、全身がん告白した日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞に輝く

スポーツ報知
樹木希林さん

 日本アカデミー賞最優秀助演女優賞は昨年9月に亡くなった樹木希林さんが受賞。「万引き家族」(是枝裕和監督)での受賞で報知映画賞を始め、今年度の賞レースを“ほぼ総なめ”にした。

 樹木さんは2013年「わが母の記」で同映画賞の最優秀主演女優賞を獲得。翌年の司会を担当すること通例であることから「私は全身がんなんで、来年の仕事の約束できないんです」と突然告白し、大きな衝撃を与えた。

 壇上には長女で文筆家の内田也哉子さん(43)が代理で登壇。「母はここで(全身がんであることを)口をすべらせた。なぜお祝いの席でそんなこと言ったのか聞くと『だっていつ死ぬか分からないから』と。つくづく母は真っ当な心根を持ったアナーキストなんだと思った」と語った。司会の俳優・西田敏行(71)は「マネのできない唯一無二の先輩でした」と最大級の賛辞を贈った。

芸能

×