深浦九段が降級 将棋順位戦A級「一から出直します」

スポーツ報知
A級からの降級が確定した深浦康市九段

 将棋の第77期順位戦A級最終一斉対局が1日、静岡市内で指され、深浦康市九段(47)が糸谷哲郎八段(30)に後手番の91手で敗れ、リーグ戦通算2勝7敗としてB級1組への降級が確定した。

 7期守ってきたA級の地位から陥落することになった深浦九段は「星が思うように伸びなかった。一から出直します」と言葉を絞り出した。過去、A級からの陥落を3度経験しながら再昇級を果たしてきただけに、再びの返り咲きが期待される。

 A級初参加ながら6勝3敗の好成績でリーグを終えた糸谷八段は「勝ち越しで終えられましたけど、来期は挑戦権争いに絡みたいです」と前を見据えた。

 順位戦は名人挑戦を目指す棋戦。10人の棋士によって構成される最上位のA級での優勝者が佐藤天彦名人(31)との7番勝負に臨む。

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