卒業式にGACKTがサプライズ登場、門出を祝福

スポーツ報知
「野に咲く花のように」を熱唱するGACKT

 歌手のGACKT(45)が1日、苫小牧市・苫小牧南高の卒業式にサプライズで登場。卒業生192人の門出を祝福した。

 閉式の次の瞬間、体育館に現れたスターに歓声と悲鳴が飛び交った。自身のバラード「野に咲く花のように」を熱唱し「夢は見るものじゃなく、かなえるもの。君たちの未来に期待します!」とエール。卒業生は濃密な10分間に酔いしれた。

 2006年から全国の高校や中学で毎年続ける卒業式ライブは北海道では初めてだ。森岡愛花さん(18)に市川里奈さん(18)と横山僚君(18)=いずれも3年=が協力し、昨年12月にオファー。昨秋の胆振東部地震で、むかわ町の同級生が通学できない時期もあった。藤村誠校長(55)に許可を得て送ったメールがGACKTの目に留まった。サプライズ成功へ、その後は学校側と秘密裏に準備。感動で涙が止まらない森岡さんは「GACKTさんありがとう。感謝しかないです」。藤村校長も「最初は来る訳ないからいいよと(笑い)。普通じゃない卒業式になりました」と目を細めた。

 絶賛公開中の「翔んで埼玉」では高校生役のGACKT。「逆の立場なら、こんな卒業式は絶対忘れない。僕は背中を押すことしかできないけど、誰か一人でも頑張ろうと思ってくれたら」。卒業生の笑顔と涙がサプライズ成功の何よりの証しだった。(川上 大志)

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