羽生九段が広瀬竜王にリベンジ 7勝2敗で順位戦A級を終える

スポーツ報知
A級で7勝2敗と貫禄を示した羽生善治九段

 将棋の第77期順位戦A級最終一斉対局が1日、静岡市内で指され、羽生善治九段(48)が広瀬章人竜王(32)に後手番の104手で勝ち、今期の順位戦を7勝2敗で終えた。午後11時15分現在、1敗の豊島将之2冠(28)=王位、棋聖=は久保利明九段(43)との勝負が進行中。豊島2冠が勝利すれば、初めての名人挑戦権を獲得。敗れると羽生九段とのプレーオフに突入する。

 羽生九段にとって、広瀬竜王は昨年末の竜王戦7番勝負でタイトルを奪われた相手。27年ぶりの無冠に転落してから2か月余りの月日が経過してのリベンジとなった。今期を戦い終え「一局一局際どい将棋が続いて、A級ならではの内容が続きました」と激闘を振り返りながら「良い結果で終えることが出来たと思います」と語った。

 7回戦まで首位タイを走りながら、ラスト2局に連敗して6勝3敗でリーグを終えた広瀬竜王は「あまり内容が良くない連敗をしてしまいました。今の実力です」と淡々と述べた。

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