花田光司氏「海外にむけて日本の文化を」社団法人設立へ…参院選出馬は否定

　元貴乃花親方（元横綱）の花田光司氏（４６）が２日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「しこあそび」に参加した。２月上旬に芸能事務所と業務提携をして以来初のイベントで、今後の展望を話した。

　かねてから、子供たちに相撲を広めることを目的とした社団法人設立の夢を抱いていた花田氏は、「準備しています。数か月かかる」と実現のために動き出していることを告白。「海外に向けて日本の文化を伝えていきたい」と相撲を始めとした日本文化の“世界進出”へ意気込みを語った。

　また、一部で報じられた参院選出馬について「１００％以上ない」とキッパリ。コメンテーター転身も「全くない」と完全否定した。

　私生活では昨年１０月、元フジテレビアナウンサーの河野景子さん（５４）と離婚。現在は東京・江東区にある元貴乃花部屋にマネジャー、付き人と男３人で“同居”しているのだという。再婚の可能性は「今のところ予定も出会いもない。モテたいですけど…」と願望を明かしつつ、「地道に暮らしていきます」と話していた。

　同イベントは東京で１７の認可保育園と認定こども園を運営する社会福祉法人東京児童協会と学童保育の運営などを手掛ける株式会社ＯＮＥ　ＲＯＯＦが主体となっているＯＮＥ　ＲＯＯＦ　ＡＬＬＩＡＮＣＥが主催したもの。

　集まった保育園児たちに「貴乃花さ～ん」と大きな声で呼ばれ、「こういう機会は初めて。ありがたい企画です」と感謝した。４２０人の園児と相撲対決し「押して、押して」と直接指導。気温１２度の寒空の下、ちびっ子たちと“熱戦”を繰り広げた。押し出しで黒星を喫しても「あ～強いね」と満面の笑みだった。参加者には花田氏特製の塩ちゃんこが振る舞われた。

　業務提携した芸能事務所の担当者は花田氏との契約について「相撲を通じて子供たちと触れ合う活動を手伝っていきたい」。すでに発表されている福島・郡山市で開催される慰霊祭「福魂祭」（３月１１日）でちゃんこを振る舞う他、相撲関連のイベント以外にテレビや講演会のオファーが殺到しているという。今後は相撲を軸に多方面での活躍が期待されそうだ。