古市憲寿氏、自分を「ポエちゃん」と呼んだ“運命の恩師”を語る

スポーツ報知
古市憲寿氏

 社会学者の古市憲寿氏(34)が2日放送の日本テレビ系「メレンゲの気持ち」(土曜・正午)に出演し、自分の人生を決定づけた恩師について語った。

 その人がいなかったら「研究者にはなってなかったし、本とかも出してなかったし、無用に炎上することもなかった」と古市氏が言う恩師は、慶大環境情報学部准教授の長谷部葉子氏。異言語・異文化間コミュニケーションを専門とし、古市氏によると、アフリカのコンゴで学校を作ったり、鹿児島の離島で地域の活性化に携わるなど「パワフル」な研究者だ。

 古市氏は慶大の環境情報学部に在学中、「友達とベンチャーをやっていて、それでもいいかなと思っていた」ところ、長谷部氏から「大学院に行ったら」と薦められて研究者になることを決意したという。

 番組では、現在の長谷部氏がインタビューで登場し、古市氏を「ポエちゃん」と呼んでいた当時のことを振り返った。出会いは「大学で私が初めて受け持った英語の授業で、古市君は受講生。たぶん2年生」「ポエムのポエですね。初めて自己紹介したときに本人がポエって呼んでくださいと言ったんです」。大学院を薦めた理由としては「単純に、合っていると思った。探究心が強いし、社会の見方がおもしろい。仕事をしてもいいけど、もっと自分のために時間を使ったほうがいいと思った」と語った。

 「ポエちゃん」の呼び名について、MCの久本雅美(60)に聞かれた古市氏は「高校のときに詩を書いて賞をとった。それをアピールして自己推薦のAO入試で大学に入ったんで、ニックネームはポエムでした」と説明した。

 古市氏は2007年に慶大環境情報学部を卒業後、東大大学院総合文化研究科を修了。若者と社会の関わりなどをテーマに研究を続け、2011年に著書「絶望の国の幸福な若者たち」を出版した。政府機関の委員なども務めながら、テレビのバラエティー番組に頻繁に出演し、その毒舌がSNSなどでたびたび炎上するなどして話題を呼んでいる。昨年は初めて書いた小説「平成くん、さようなら」が芥川賞候補になった。

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