SHISHAMO、全国ツアー最終公演…宮崎朝子が喉の不調から全快歌声「みんなの前で歌えることがうれしい」 

スポーツ報知
熱唱するSHISHAMOの宮崎朝子

 女性3人組バンド・SHISHAMOが2日、東京・青海のZepp Tokyoで全国ツアーの最終公演を行った。

 アンコールだった。2000人の熱視線が注がれる中、ボーカル&ギターの宮崎朝子(24)は「この1か月間は歌えない、しゃべることもできないという時期があった…。歌えるのが当たり前じゃないんだって。歌うことができなくなって、(逆に)本当に歌うことが好きだなと感じました」と語った。当初は1月31日に開催予定だったが、自身の喉の不良のため、この日に延期となっていた。

 1か月間の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような、元気いっぱいのパフォーマンスだった。冒頭で「皆さん、ご心配をお掛けしましてすいません。こうやって、ステージに立たせていただいてうれしいです」とあいさつ。喉の不調は、鼻と喉の間が炎症を起こしたことが原因だったと言い、「これからも治療を続けていくのですが、とにかくこうして、みんなの前で歌えることがうれしいです」と喜びをかみ締めた。

 延期を発表した際、ドラムの吉川美冴貴(24)、ベースの松岡彩(23)は、会場まで足を運んだファンのために、写真撮影に応じた。病院に直行した宮崎は「初めて2人に感謝しました。メンバー(の存在)ってありがたいな」と身を持って知った。

 高校時代から一緒に過ごしてきた吉川は「朝子の喉の調子が悪くなるのは初めて。何もできない自分は、無力だなと思った…。こうしてみんなが来てくれた。ライブができることが幸せです」と話し、安どした。

 その宮崎は伸びやかな歌声を響かせ、代表曲「明日も」や「水色の日々」「恋する」など19曲を披露。歌う喜びを体感した2時間半となった。「楽しいな、気持ちいいなと思いました。体に気を付けて、これからもいい歌を歌っていきたい」と、ファンへの恩返しを約束した。

芸能

×