寺島しのぶ、大河「いだてん」起用で辛口批評も「新風吹き込んだ」

スポーツ報知
(左から)江本佑、黒島結菜、中村勘九郎、寺島しのぶ、菅原小春

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)が主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(日曜・後8時)の新キャスト発表会見が5日、都内の同局で行われ、寺島しのぶ(46)、柄本佑(32)ら7人が発表された。

 寺島は、イギリス留学を経て日本に女子体育を普及させ、現・日本女子体育大を創立した二階堂トクヨ役。第1話から「いだてん」を見ていると話し「(脚本の)官九郎さんらしいスピーディーな展開」。台本を呼んでいて「分からないところもいっぱいあった。読み直したこともある。見れば見る度に段々細かいことが分かってきて、もしかしたら万人に受ける番組ではないかもしれないかもしれない」と分析した。

 一方で「大河ドラマ全体で考えた時に、新風を吹き込んでいるのではないか。当たり前のことを当たり前にやっていると新しい風は吹かない。存在そのものがいだてん。いい挑戦でみんながゴールに向けて走れば、きっと何か残る。私もその一部でうれしい」と話した。

 記者会見には寺島、柄本の他に黒島結菜(21)、菅原小春(27)が出席。夏帆(27)、イッセー尾形(67)、板尾創路(55)の出演が発表された。新キャストは4月からの第14話以降に順次登場予定。

 ドラマは、東京高等師範学校の嘉納治五郎校長の元に五輪の招待状が届いた1909年から64年の東京五輪開催までの激動の55年間を描く。12年ストックホルム大会で、マラソン選手として日本人で初めて五輪に出場したが不本意な結果に終わった金栗四三(中村勘九郎)と、東京に五輪を招致するために尽力した日本水泳連盟会長・田畑政治(阿部サダヲ)を中心に2部構成で展開する。

 宮藤官九郎氏(48)が脚本を手掛け、ビートたけし(72)が物語の語り部となる伝説の落語家、5代目・古今亭志ん生を演じる。

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