藤井聡太七段の順位戦2期連続昇級消えた

スポーツ報知
関西将棋会館での順位戦C級1組で、都成竜馬五段(左)と対局する藤井聡太七段

 将棋の順位戦C級1組の最終局が5日に東京・将棋会館と大阪・関西将棋会館で指され、杉本昌隆八段(50)と船江恒平六段(33)がそれぞれ勝って9勝1敗とした。

 藤井聡太七段(16)は関西将棋会館で先手の都成竜馬五段(29)と対局したが、31位と2人より下位のため、都成との勝敗が決まる前に昇級の可能性が消え、2期連続の昇級はならなかった。

 藤井は昨期はC級2組を全勝し、1期抜けでC級1組へ上がった。今期もB級2組昇級へ快進撃を見せていたが、2月5日の第9戦目で近藤誠也五段(22)に痛恨の黒星を喫し8勝1敗。デビュー以来の順位戦連勝記録も中原誠十六世名人(71)と最多タイの18で止まっていた。

 杉本は藤井の師匠。1986年度の大内延介九段(2017年没、享年75)と塚田泰明九段(54)がB級2組から1組へ昇級して以来、同クラス同士では32年ぶり2度目、通算では3度目の師弟昇級もかなわなかった。

 杉本は昇級し、B級2組への復帰が決まっている。

将棋・囲碁

×