伊藤みどり、競技中の“信じられない決断”でオリンピック銀メダリストに

スポーツ報知
伊藤みどりさん(C)フジテレビ

 7日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜・後9時)では、今や“フィギュア大国”と言っても過言ではない日本のフィギュアスケートを特集。日本フィギュアスケート界が、近年強くなった“シンソウ”に迫っていく。

 同番組は、世間を騒がせた「人・事件」などの“今”を、MC・坂上忍(51)をはじめとしたジャーナリストリポーターたちが追跡&直撃し、真相を突き止めていくジャーナリズムバラエティー。スタジオゲストとして、フィギュアスケート元日本代表の鈴木明子さん(33)と本田武史さん(37)、タレント・渡辺満里奈(48)が出演する。

 今回の放送では、日本人として初めて五輪でメダルを獲得した元フィギュアスケート選手・伊藤みどりさん(49)にインタビュー。類いまれなるジャンプ力を持ち、“100年に1人の天才フィギュアスケーター”と呼ばれた伊藤は、高校3年生で5種類の3回転ジャンプをひっさげ、カルガリー五輪に出場した。

 ジャンプを成功させた伊藤だったが、ジャンプの技術よりも芸術性が高く評価されていたためかメダルに届かず。ここで伊藤は自分の個性を見つめ直し、改めてジャンプの技術を磨くことを決意したという。前向きに踏み切り3回転半ジャンプする、トリプルアクセルに挑んでいく。

 当時の女子選手が公式戦で誰も飛んだことのないトリプルアクセルという、まさに前人未到のジャンプを武器に、日本人初のメダルを期待される中で迎えたアルベールビル五輪。伊藤は初日のオリジナルプログラムで4位スタートと出遅れ、フリープログラムでも演技序盤でトリプルアクセルを失敗。崖っぷちまで追い込まれた絶望的な状況の中、伊藤はある“信じられない決断”で銀メダルを手にすることに。伊藤が競技中に下した決断が明らかとなる。

 また、世界のレジェンドと呼ばれる伊藤の幼少期のNHKの秘蔵映像と、フィギュア史に残る珍プレーも公開される。

 2006年のトリノ五輪では、荒川静香(37)が日本フィギュア初の金メダルという悲願を達成。その快挙の裏には、伊藤が引退した1992年に日本スケート連盟が始動させたあるプロジェクトがあった。羽生結弦(24)、紀平梨花(16)、安藤美姫(31)、村上佳菜子(24)、本田望結(14)、本田紗来(11)ら、そうそうたる顔ぶれが参加し、世界にはばたくきっかけとなったプロジェクトが明らかとなる。

 さらに高橋大輔(32)が五輪で日本男子初のメダルを獲得した裏にあった秘話が明かされるなど、盛りだくさんの内容となっている。

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