「白い蝶のサンバ」大ヒットの森山加代子さん、大腸がんで死去 78歳

スポーツ報知

 「白い蝶のサンバ」などのヒット曲で知られる歌手の森山加代子(もりやま・かよこ、本名・林紀代子=はやし・きよこ)さんが6日午後4時51分、大腸がんのため、都内の病院で亡くなった。78歳だった。葬儀・告別式は近親者で行い、後日、お別れの会を開く予定。喪主は夫の林正和(はやし・まさかず)氏。

 森山さんは、今年2月に体調不良を訴えて入院。検査の結果、大腸がんによる腸閉塞が判明した。最期は夫にみとられたという。最後のステージは昨年9月15日、千葉・柏市民文化会館の「オールディーズ ヒットパレード 青春チャリティコンサート」だった。

 森山さんは北海道・函館市出身。札幌市のジャズ喫茶で歌っていたところスカウトされ、1960年に「月影のナポリ」でデビュー。「メロンの気持」「じんじろげ」「パイのパイのパイ」など、洋楽のカバー曲やコミカルな歌で人気を得た。

 70年に阿久悠さんが作詞し、あなたに抱かれてわたしは蝶になる―という早口のような歌い出しの「白い蝶のサンバ」が大ヒットを記録。4回目のNHK紅白歌合戦出場を果たした。

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