梅宮辰夫、6度目がん 半年で2度の手術も今月はCM撮影も

スポーツ報知
梅宮辰夫

 俳優の梅宮辰夫(80)が昨年9月に前立腺がん、今年1月に尿管がんの手術を受けていたことが6日、分かった。梅宮にとってがん闘病は、1974年の睾丸(こうがん)がんの手術に始まり、今回で6度目となる。

 11日で81歳を迎える梅宮がわずか半年で2度のがん手術を受けていた。所属事務所によると、昨夏にかかりつけの医師から前立腺の異常を示すPSAというマーカーが高い数字を示し、尿に血が混じり始めたという。さらに検査を受けると、前立腺が肥大していることも判明し、9月20日に都内の病院で手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を使用した手術を受けた。

 術後の経過観察の中で、今度は尿管から悪性腫瘍が見つかった。今年1月24日に手術を受けたが、同時に左の腎臓も摘出。前立腺がんとともに早期発見で手術は成功したが、右の腎臓の働きが弱いこともあって、人工透析を受けているという。

 2月末に退院し、現在は自宅のある神奈川県内で静養中。体調は回復しつつあるそうで、今月にはCM撮影が控えている。周囲には「釣りに行きたい。ニュージーランドに行きたい」と話しているそうだが、1日おきに近くの医療機関で4時間の人工透析を受けているため、海外に行ける状況ではないようだ。

 16年には十二指腸乳頭部がんを患い、7月に12時間に及ぶ手術を受け、十二指腸と胆のうを全摘出、膵臓(すいぞう)と胃の一部も切除した。7日発売の週刊新潮で、今回の2度の手術を明らかにした心境について「今、がんに直面して悩み、傷つき、希望を失いかけている人やその家族にエールを送りたいと思うようになった」と語っている。

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